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健診や予防接種を通して、お子さんが抱えるさまざまな健康問題に対処していけるよう努力していきます。待合室にはお子さんが飽きないようにキッズルームもあります。また身体に発疹があったりインフルエンザなどの感染症の恐れがあると思われる場合は、受付までお申し出ください。場合によっては隔離室でお待ちいただいております。お子さんの病状が重く当院で対応できない場合は、大きな病院を紹介させていただきます。
薬の飲ませ方
初めてお子さんに薬を飲ませるとき、「どうやって飲ませたらいいのだろう」と思うお母さんも多いのではないでしょうか。以下に一般的な薬の飲ませ方を紹介します。
- 粉薬は水をほんの1~2滴たらし、だんご状にします。
- 上あごの裏やほおの裏にこすりつけるか、もう少し水を加えてスポイトやスプーンで口に入れます。
(スポイト、スプーン以外にカップ、乳首など、その子に合った方法で飲ませます。) - そのあと白湯などを飲ませます。
(混ぜてはいけませんと説明されたもの以外なら、お子さんの好きなものを飲ませてかまいません。)
予防接種
各種予防接種に当院も対応しております。接種スケジュールは日本小児科学会のホームページを参考にしてください。(https://www.jpeds.or.jp/uploads/files/20240401_vaccine_schedule.pdf)
※PDF形式の文書をご覧いただくには、Adobe® Acrobat Reader(無料)が必要です。
お持ちでない方はこちらから入手できます。
ヒブワクチン:定期接種
対象年齢は生後2カ月以上5歳未満。公費で受けられます。
インフルエンザ菌b型(ヒブ)という菌は鼻やのどから入って髄膜炎や肺炎などの病気を起こします。
ヒブはインフルエンザの原因であるインフルエンザウイルスとは別のものです。
ヒブによる髄膜炎により死亡や脳の後遺症などの合併症が起こることがあります。
ヒブによる病気を予防するために生後2カ月からワクチンを4回接種することが望まれます。接種開始年齢によって公費で受けられる回数が異なります。
接種開始年齢 | |
---|---|
2カ月以上7カ月未満 | 計4回 |
7カ月以上1歳未満 | 計3回 |
1歳以上5歳未満 | 計1回 |
肺炎球菌ワクチン:定期接種
対象年齢は生後2カ月以上5歳未満。公費で受けられます。
肺炎球菌は鼻やのどから入って髄膜炎や菌血症、肺炎、中耳炎などの病気を起こします。
肺炎球菌による髄膜炎により死亡や脳の後遺症などの合併症が起こることがあります。
肺炎球菌による病気を予防するために生後2カ月からワクチンを4回接種することが望まれます。接種開始年齢によって公費で受けられる回数が異なります。
接種開始年齢 | |
---|---|
2カ月以上7カ月未満 | 計4回 |
7カ月以上1歳未満 | 計3回 |
1歳以上5歳未満 | 計1回 |
2歳以上5歳未満 | 計1回 |
四種混合ワクチン:定期接種
対象年齢は生後3カ月以上7歳6カ月未満。公費で受けられます。
三種混合ワクチンにポリオを予防するワクチンを追加したものです。腫れによって気道の内腔が狭くなってしまうクループ症候群の原因となるジフテリア、赤ちゃんは無呼吸など命にかかわる症状を認める百日咳、外傷が原因で筋肉が硬直する破傷風、ポリオを予防するワクチンです。四種混合ワクチンを4回接種することが望まれます。
不活化ポリオワクチン:定期接種
対象年齢は生後3カ月以上7歳6カ月未満。公費で受けられます。
手足、特に足が麻痺する病気です。2012年9月から日本でも不活化ワクチンが導入され、それまでワクチンウイルスにより生ワクチンでまれに起きていた麻痺の心配はなくなりました。
日本での流行はしばらくありませんが、南アジアやアフリカなど一部の地域では現在でもポリオが流行しています。計4回接種することが望まれます。
BCGワクチン:定期接種
対象年齢は生後3カ月以上12カ月未満。公費で受けられます。
結核を予防するためのワクチンです。当院では生後5カ月以降に接種することをお勧めしています。
B型肝炎ワクチン:定期接種(2016年10月1日から)
肝硬変や肝臓がんを引き起こすB型肝炎を予防するワクチンです。同ウイルスは血液や体液を介して感染し、母子感染のほか、性行為や針刺し事故、血液の傷口への接触などで感染する恐れがあります。
対象は2016年4月以降に生まれる0歳児。原則として生後2、3、7~8カ月の3回接種が標準となります。妊婦がB型肝炎ウイルスに感染していた場合は、子への感染防止のため生後12時間以内に1回目の接種、2回目は1回目の1カ月後、3回目は1回目の6カ月後に接種することにより感染を予防することができます。
麻疹・風疹ワクチン:定期接種
対象年齢は1歳と5歳以上7歳未満で小学校入学1年前の計2回。公費で受けられます。
対象年齢以外のお子さんは自費で接種できます。
麻疹(別名:はしか)は高熱が続き、まれに肺炎や脳炎などの合併症を引き起こす怖い病気です。
妊娠した女性が風疹(別名:三日はしか)にかかると、赤ちゃんが目、耳、心臓などの病気を持って生まれてくる可能性が高くなります。麻疹や風疹の流行を起こさないために、1歳になったらできるだけ早くMRワクチンを接種してください。
水痘(みずぼうそう)ワクチン:定期接種
対象年齢は1歳以上3歳未満。6カ月以上あけて2回接種。
公費で受けられます。対象年齢以外のお子さんは自費となります。
お子さんの水ぼうそうは多くの場合軽くすみますが、とびひなどの皮膚病になりやすく、白血病の子が水ぼうそうになると亡くなってしまうこともあります。1歳になったら早めに水ぼうそうワクチンを接種しましょう。
日本脳炎ワクチン:定期接種
対象年齢は3歳以上7歳6カ月未満。公費で受けられます。
日本では年間数人の患者さんが日本脳炎になっています。ブタがこのウイルスを持ち、蚊が媒介してヒトに感染します。I期3回、II期1回、計4回接種です。問診票の無い方は保健センター等に問い合わせしてください。
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)ワクチン:任意接種
対象年齢は1歳以上。
おたふくかぜは髄膜炎や難聴などの合併症を起こすことがあるため、1歳になったら早めに接種しましょう。1年~2年位間隔をあけて2回接種をお勧めしています。
ロタウイルスワクチン(5価):定期接種
対象年齢は生後6週以上32週。初回は生後14週6日までをお勧めしています。
ロタウイルス胃腸炎を予防するワクチンです。接種回数は3回、2回目の接種は1回目の接種から4週間以上あけてください。甘いシロップ状の飲むワクチンです。